ボトックス注射 というと、しわ・法令線・カラスの足跡・ちりめんジワに効果があることは広く知られています。
ボトックス注射 = しわ治療と思っている方も多いかと思います。
また、ボトックス注射は、顔にできたしわをきれいにする若返り(アンチエイジング)治療としてしられています。
しかし、ボトックス注射は効果的な場所がある程度決まっていて、どんなしわにも効果があるというわけではありません。
ボトックス注射は、比較的浅い表情ジワ(例えば、眉間、目尻の細かい小ジワ(カラスの足跡)、鼻の横ジワなど)を改善するのには最適な治療です。
しかし、法令線や額の深いしわ、たるみにはヒアルロン酸注入のほうが効果があります。
ボトックス注射は、ボトックスを注入することにより筋肉の動きを弱めて麻痺させます。
それがしわを作らせない、浅いしわを深くならないように予防する、という効果になります。
つまり、ボトックスはしわを作る動きそのものを止めてしまうわけです。
腕の悪い医師にかかってしまうと、表情がなくなって能面のようになってしまったり、瞼が重くなってしまったりすることがあります。
1部分のしわがなくなると他のしわが目立ってしまうので、調節が難しい治療です。
また、効果の現れ方にも個人差があります。
同じ量で誰にでも同じような効果が出るというわけではありません。
満足の度合いも医師のセンスや技術など「腕」次第で左右されてしまうことも多いです。
効果は約1週間で現れ、3〜8ヶ月ほど続きます。
ボトックスの効果が無くなっても突然元に戻るということはなく、少しずつ元の状態に戻っていきます。
元に戻ったら、追加注入します。
このように定期注入が必要となります。